マリオランへの不満の声に対する考察 ここ十数年間のゲームに対するユーザーの考えの変化
こんにちは。ふにゅすけです。
2016/12/16(金)の深夜に配信されたiOSアプリ、スーパーマリオラン(SUPER MARIO RUN、以下マリオラン)。この記事を書いている時点で、配信日から3日が経過していますが、楽しいかつまらないかは賛否両論のご様子です。一方で、ネットでのユーザの反応で私が特に気になったのは、"課金しないと全ステージ遊ぶことができない"ことに対する不満の声が多いことです。
実際に、App Storeのレビューを見ても下記のような感じです。
あらあら...。
無料でプレイできるのは24ステージ中、3ステージのみ
実際に私もSEとして(まぁ仕事ではゲームを作っているわけではないのですが)、話題作りも兼ねて最新のゲームに触れておこうと思い、少し遊んでみました(同年に配信されているポケモンGOも触ってみています。ポケモンGOは社内での話題作りに貢献し、普段話さないような人と会話する機会が増えました。実際に1ヶ月ほどハマりました)。
ステージは全部で24つありますが、4ステージ目をプレイしようとしたところ、「ワールドの購入が必要」とのメッセージが。「アプリ内課金あり」との記載はありましたが、最近よくあるスマホゲームのように、課金をすれば少し優遇されて遊べる程度だと私は思い込んでいたため、特に何も事前にマリオランについて調べていなかった私は、ちょっと驚きました。「なーんだ、課金ってそういうことか」と。
新作ゲームに1200円出すのは高いという価値観
ネットで調べてみると、1200円で全ステージが遊べるようになるようでした。そもそも私はほとんどスマホゲームはやらず(この時点でポケモンGOもやめてしまっていました)、暇つぶし程度になればいいかな、 程度に思っていたので3ステージで満足し、課金はしていません。ですが、ここで気になったのが上述のとおり、「課金しないと遊べないからクソゲー」、「1200円は高い」といったネットのユーザーの反応ですね。
マリオのゲームといえば、こどもから大人まで、ユーザー層はかなり幅広く、確かにバイトができない小～中学生は躊躇する金額かもしれません。このころの1200円はけっこう貴重です。ですが私はむしろ1200円でしばらく遊べるのだから、安い方だと思いますよ。それに、ステージは全部で24つですが、1ステージあたり3つの難易度で遊ぶことができるので、1ステージあたりのやり込み度は そこそこあり、1つのステージがよく考えられて作られています。
現在はスマホアプリの普及により、"ゲームは無料で遊ぶもの"という考えがあるのかもしれませんが、十数年前だと1200円では新作ゲームはまず買えませんでしたよね。新作のゲームを買うとなると、5000円以上の出費が必要だったはずです(というより、現在のテレビゲームもそれぐらいするか)。時代の変化を恐ろしく感じました。無料で遊べるソーシャルゲームの登場が、テレビゲーム業界に打撃を与えているのがよくわかりました。この先のテレビゲーム業界がどうなるか、ゲーム好きな私としては不安であり、業界が衰退して楽しいゲームがこの先出てこなくなると考えると、少し残念でもあります。
最後に
以上、素人なりに考察、所感を述べさせていただきました。
ブラックコインを集めるとなると、1~3ステージでも攻略サイトを見ないとクリアできないレベルでした。簡単すぎるわけでもなく、グラフィック、BGMも含め、個人的には良くできているなぁと感じました。約半年前に配信されたポケモンGOとどうしても比較されてしまうのが辛いところでしょう。
実はマリオラン配信日に有休を取得していたため、ネットでの反応しか見れていません。休み明けに出社する際、どんな話題になっているか楽しみではあります。
